先輩!
*
「あ、ここだ」
「テッラだ!一回行ってみたかったんです」
「今日は大仕事終えた芽衣にご褒美」
「わーありがとう!」
先輩が「予約してるから」と連れてきてくれたお店は、昔から大人気のイタリアンだった。
通された席が個室で、キャンドルが焚かれていてインテリアも雰囲気もお洒落。
まずはシャンパンで乾杯。それから赤ワインをボトルで注文した。
メインがお肉のコース料理を頼んでくれていたので、次々出てくるおいしいお料理を食べながら、たくさん話をする。
仕事の話や違う話。また仕事の話題に戻って、また・・・と。先輩といるといつも話題が尽きない。
「こたが来るし、ますます元気な部になりますね」
「面白くねえ。あいつどう考えても当て馬だろ?」
「当て馬?」
「どうせあいつが芽衣のこと好きになって、でも結局俺と芽衣の仲が深まるみたいな陳腐な流れ」
「こたはわたしより先輩狙いじゃないですか?久保さんかっけえばっかり言ってるから」
「ま、芽衣は絶対渡さないけどな」
キャンドルが先輩の顔をゆらゆらと照らす。いつも以上の色香を纏ってことあるごとにドキドキしっぱなしだ。
「あ、ここだ」
「テッラだ!一回行ってみたかったんです」
「今日は大仕事終えた芽衣にご褒美」
「わーありがとう!」
先輩が「予約してるから」と連れてきてくれたお店は、昔から大人気のイタリアンだった。
通された席が個室で、キャンドルが焚かれていてインテリアも雰囲気もお洒落。
まずはシャンパンで乾杯。それから赤ワインをボトルで注文した。
メインがお肉のコース料理を頼んでくれていたので、次々出てくるおいしいお料理を食べながら、たくさん話をする。
仕事の話や違う話。また仕事の話題に戻って、また・・・と。先輩といるといつも話題が尽きない。
「こたが来るし、ますます元気な部になりますね」
「面白くねえ。あいつどう考えても当て馬だろ?」
「当て馬?」
「どうせあいつが芽衣のこと好きになって、でも結局俺と芽衣の仲が深まるみたいな陳腐な流れ」
「こたはわたしより先輩狙いじゃないですか?久保さんかっけえばっかり言ってるから」
「ま、芽衣は絶対渡さないけどな」
キャンドルが先輩の顔をゆらゆらと照らす。いつも以上の色香を纏ってことあるごとにドキドキしっぱなしだ。