先輩!
お付き合いするようになってから、口喧嘩は何度かあった。でもそれは2分後には仲直りしてさらに仲良くなれた。こんな先輩初めてだ。
「高校の時お世話になった先生が定年退職されるから、それでみんなでお祝いしようって」
「元カレの玲央も当然いるわけだ。妹も大好きな」
「うん...」
「それで最近芽衣のLIMEが鬼のように鳴るわけだ。音消しててもブンブン言ってて気付いてるから。同窓会用にできたグループだろ?」
「うん」
「どうして俺に言わないの?」
「それは...」
「隠し事すんなよ。傷つくだろ」
最後言葉を吐き捨てられ、自分が言わないという選択をしたことが誤った判断だったことに気付いた。
先輩にそんな思いをさせてしまったことに、胸の底が悲鳴を上げた。
「高校の時お世話になった先生が定年退職されるから、それでみんなでお祝いしようって」
「元カレの玲央も当然いるわけだ。妹も大好きな」
「うん...」
「それで最近芽衣のLIMEが鬼のように鳴るわけだ。音消しててもブンブン言ってて気付いてるから。同窓会用にできたグループだろ?」
「うん」
「どうして俺に言わないの?」
「それは...」
「隠し事すんなよ。傷つくだろ」
最後言葉を吐き捨てられ、自分が言わないという選択をしたことが誤った判断だったことに気付いた。
先輩にそんな思いをさせてしまったことに、胸の底が悲鳴を上げた。