先輩!
*
【翔くんもうすぐ家に着くよ】
【今日も盛り上がりすぎだろ。大丈夫か?迎えに行こうか?それで俺ん家来る?】
【ありがと大丈夫。今日は自分の家に帰るよ】
【了解。家着いたら連絡して】
【うん。今日もビデ通したい】
【しよ】
【じゃあまた連絡するね】
【気をつけろよ】
【はーい】
スマホをバッグにしまい、マンションまでの通い慣れた道を急ぐ。駅からそう遠くないし、街灯も明るく店も多い。でも夜道はやっぱり不気味で、どこか怖くて苦手。
マンションの手前の角を曲がると、暗闇の中、赤いライトがぐるぐる光を放っていて、眩しくて目を細めた。
原因はマンション前のパトカー2台。
私の住んでいるマンションの目の前に止まっていて、夜遅いというのに、辺りには人だかりができていた。
その普通じゃない様子から、何らかの事件が起きたのでは、と不安で緊張が走る。
マンションに近づくと、「近寄らないでください」と警察官に足止めされた。
【翔くんもうすぐ家に着くよ】
【今日も盛り上がりすぎだろ。大丈夫か?迎えに行こうか?それで俺ん家来る?】
【ありがと大丈夫。今日は自分の家に帰るよ】
【了解。家着いたら連絡して】
【うん。今日もビデ通したい】
【しよ】
【じゃあまた連絡するね】
【気をつけろよ】
【はーい】
スマホをバッグにしまい、マンションまでの通い慣れた道を急ぐ。駅からそう遠くないし、街灯も明るく店も多い。でも夜道はやっぱり不気味で、どこか怖くて苦手。
マンションの手前の角を曲がると、暗闇の中、赤いライトがぐるぐる光を放っていて、眩しくて目を細めた。
原因はマンション前のパトカー2台。
私の住んでいるマンションの目の前に止まっていて、夜遅いというのに、辺りには人だかりができていた。
その普通じゃない様子から、何らかの事件が起きたのでは、と不安で緊張が走る。
マンションに近づくと、「近寄らないでください」と警察官に足止めされた。