先輩!
完全に背後を取られ、手が濡れていて抵抗できないのをいいことに、オーバーサイズのニットの裾から大きな手が1本するりと入ってきて「俺の」と胸を弄ぶ。


「もう、ダメ先輩」

「金曜はなんの日?」

「一緒にお風呂に入る日です」

「ん、そうだよな。今ここでもして欲しい?やめて欲しい?」

「や、」

もう片方の手が背骨をすーっと下からなぞって、腰が砕けそうになる。


「おっと」

両手がしっかり胸を鷲掴んで支えてくれた。もうやだ。スイッチが入った先輩は、とにかくめちゃくちゃえっちだ。

私ごとき太刀打ちできる相手じゃない。

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