先輩!
「課長の私服ガチかっけーっす。どこのブランドですかそのコーt」
「お前この時間は外回れよサボんな」
「久保ー、こいつは領収書整理命令中」
「お疲れ様です野口さん。またかよお前、」
「今日はすみません」と近づいてきてくれた野口さんに挨拶をした。
「虎太郎後でこれみんなに配っといて」とさっき買った手土産を渡す。
男ばかりの営業部は、実は俺以外みんな甘党だ。
「芽衣は?」
「久保、そのことであっちいいか?お前に電話しようと思ってたんだ」
一人一人に声を掛けながら、野口さんに付いてミーティングルームに入った。
すぐ部長も合流したが、2人に共通して張り詰めた空気を感じた。
芽衣に何かあったのかと、心配で仕方ない。
「警察から連絡があってな。あの時の不審者が捕まったらしい」
「ほんとですか!」
「今応接で警察と、」
コンコンコン、ノック音がしたので部長が口を 噤んだ。このことは1部の人間にしか知らせていないからだ。
「失礼します」とドアから顔を出したのは芽衣で、俺と目が合いニコリと微笑んだからホッと胸をなでおろした。
「お前この時間は外回れよサボんな」
「久保ー、こいつは領収書整理命令中」
「お疲れ様です野口さん。またかよお前、」
「今日はすみません」と近づいてきてくれた野口さんに挨拶をした。
「虎太郎後でこれみんなに配っといて」とさっき買った手土産を渡す。
男ばかりの営業部は、実は俺以外みんな甘党だ。
「芽衣は?」
「久保、そのことであっちいいか?お前に電話しようと思ってたんだ」
一人一人に声を掛けながら、野口さんに付いてミーティングルームに入った。
すぐ部長も合流したが、2人に共通して張り詰めた空気を感じた。
芽衣に何かあったのかと、心配で仕方ない。
「警察から連絡があってな。あの時の不審者が捕まったらしい」
「ほんとですか!」
「今応接で警察と、」
コンコンコン、ノック音がしたので部長が口を 噤んだ。このことは1部の人間にしか知らせていないからだ。
「失礼します」とドアから顔を出したのは芽衣で、俺と目が合いニコリと微笑んだからホッと胸をなでおろした。