先輩!
*
「芽衣...」
「...翔くん」
ベッドで抱き合って、軽く唇を重ねる。
事故後、昨日までずっとここでやめていた。
外傷は腕の骨折だけだったが、全身むち打ちで頭も打っていたから、体を動かすことはストップがかかっていた。
あれから予報よりも正確に、天気が崩れる前になったら頭痛と、酷い時は吐き気に襲われる。
この症状は、そのうち消えるかもしれないし、一生続くかもしれないと言われた。
今日やっと、今まで通りの生活を送る許可が降りた。
「死を覚悟したとき、芽衣を想ったのと、芽衣との子どもが欲しいと思った」
「うん」
「芽衣はどう思う?しばらくは2人でいたい?」
「2人でいたい気持ちはあるけど、わたしも翔くんの子どもが欲しいな。パパになった翔くんも楽しみ」
「俺?」
「うん。会社の上司の"先輩"も大好きで、恋人の翔くんはもっともっと大好きになったから、旦那さんでパパの翔くんに早く会いたい」
「じゃあ、着けずにするよ?」
「うん」
芽衣の真っ直ぐな瞳に迷いはなくて。
その瞳に吸い込まれるように頬を擦り寄せ、先ほどまでとは全く異なるキスをして、久しぶりに素肌に触れた。
「芽衣...」
「...翔くん」
ベッドで抱き合って、軽く唇を重ねる。
事故後、昨日までずっとここでやめていた。
外傷は腕の骨折だけだったが、全身むち打ちで頭も打っていたから、体を動かすことはストップがかかっていた。
あれから予報よりも正確に、天気が崩れる前になったら頭痛と、酷い時は吐き気に襲われる。
この症状は、そのうち消えるかもしれないし、一生続くかもしれないと言われた。
今日やっと、今まで通りの生活を送る許可が降りた。
「死を覚悟したとき、芽衣を想ったのと、芽衣との子どもが欲しいと思った」
「うん」
「芽衣はどう思う?しばらくは2人でいたい?」
「2人でいたい気持ちはあるけど、わたしも翔くんの子どもが欲しいな。パパになった翔くんも楽しみ」
「俺?」
「うん。会社の上司の"先輩"も大好きで、恋人の翔くんはもっともっと大好きになったから、旦那さんでパパの翔くんに早く会いたい」
「じゃあ、着けずにするよ?」
「うん」
芽衣の真っ直ぐな瞳に迷いはなくて。
その瞳に吸い込まれるように頬を擦り寄せ、先ほどまでとは全く異なるキスをして、久しぶりに素肌に触れた。