姫を追放された私は一筋の光に救われた
「……」
言葉には力が宿る。蓮なんかのコトバなんかで惑わされないって思ってたのに。精神的にジワジワやられて、心が折れかけてる。
「雪菜!」
「凪さん?」
「雪菜、負けるな。お前は一人じゃない。それに雪菜は雪菜なんだ。妹になる必要なんかない。……俺はお前が勝つ姿を見てみたい」
「ありがとうございます、凪さん」
私も単純だなぁ。蓮にへし折られそうになって、凪さんの一言で元気になるなんて。
「蓮。たしかに貴方の言う通りだわ」
「は?」
「私に女らしい部分はない。意外と短気だし、オシャレするよりも仲間に喜んでもらえるプレゼントを探すほうが楽しいし」
「ほらな。だったら少しは真麗奈を見て学べよ」
「でもね?凪さんが教えてくれたの。私はそのままでいいって。ありのままの私を見てくれる人がやっと見つかった。でも追放されたままじゃ悔しいから貴方に勝負を仕掛けたの」
「ハッ!だからなんだってんだよ。テメーの負けず嫌いに付き合うほど暇じゃねぇし」
「それなら早く終わらせましょう」
「くそがぁぁぁ!!」
「それでこそ、いつもの蓮よ」
戦いはヒートアップした。お互いに一歩も引かない。グーパンが飛んできたと思いきやフライングで足蹴りされたり。制服はボロボロになるし、身体中痛い。
あばらの数本折れててもおかしくない。
言葉には力が宿る。蓮なんかのコトバなんかで惑わされないって思ってたのに。精神的にジワジワやられて、心が折れかけてる。
「雪菜!」
「凪さん?」
「雪菜、負けるな。お前は一人じゃない。それに雪菜は雪菜なんだ。妹になる必要なんかない。……俺はお前が勝つ姿を見てみたい」
「ありがとうございます、凪さん」
私も単純だなぁ。蓮にへし折られそうになって、凪さんの一言で元気になるなんて。
「蓮。たしかに貴方の言う通りだわ」
「は?」
「私に女らしい部分はない。意外と短気だし、オシャレするよりも仲間に喜んでもらえるプレゼントを探すほうが楽しいし」
「ほらな。だったら少しは真麗奈を見て学べよ」
「でもね?凪さんが教えてくれたの。私はそのままでいいって。ありのままの私を見てくれる人がやっと見つかった。でも追放されたままじゃ悔しいから貴方に勝負を仕掛けたの」
「ハッ!だからなんだってんだよ。テメーの負けず嫌いに付き合うほど暇じゃねぇし」
「それなら早く終わらせましょう」
「くそがぁぁぁ!!」
「それでこそ、いつもの蓮よ」
戦いはヒートアップした。お互いに一歩も引かない。グーパンが飛んできたと思いきやフライングで足蹴りされたり。制服はボロボロになるし、身体中痛い。
あばらの数本折れててもおかしくない。