あの頃のきみに栞を。今のきみに僕を。〜夢はきみと結婚すること〜

「昨日も言ったけど、、人違いです、、私は、、あなたが言っている土井みきじゃない。、、迷惑だからもう私に関わらないでください、、。」


と言って彼から離れた。


彼の顔が見られなかった。

きっと傷ついた顔をしている。

胸がすごく痛んだ。


もうこれ以上、面倒なことになりたくない。

でもこのまま教室に戻れる雰囲気でもない。

ひとまずトイレに逃げた。


「ねぇ、ちょっと聞きたいことがあるんだけど」


と後を追ってきた水樹仁美さん。

先ほどの私たちの会話を聞いていたのか先ほどの話をされる。

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