あの頃のきみに栞を。今のきみに僕を。〜夢はきみと結婚すること〜


「さっきの、、本当にあなたじゃないの?彼の初恋の相手とやらは」

「、、私じゃ、、ないです。今の私はあの頃とは違うので」

「ふーん」


何か良いことを思いついたかのように、ニヤッっと嫌な笑い方をする。


「なら、私がその初恋の相手になってあげる」


私は彼女が何を言っているのかわからなかった。


「え?、、」

「だから、私が初恋の相手になってあげる」

「初恋の、、相手になる?」


「わからない?あんたは初恋の相手だって言われて迷惑してる、私は彼と近づきたい。なら私が初恋の相手になれば一石二鳥でしょ?だから協力しなさい」

「はぁ、、」

< 23 / 79 >

この作品をシェア

pagetop