あの頃のきみに栞を。今のきみに僕を。〜夢はきみと結婚すること〜
「じゃあ、小さい頃よく遊んでた場所は?」
「、、公園、かな?」
「そうか、じゃあ、小さい頃好きな曜日とかあった?」
「好きな曜日は、、日曜日、かな」
その後も休み時間が終わるまで質問は続いた。
質問に答えた内容は全部、うそ。
いつから私はこんな嘘つきになってしまったのだろう。
授業が終わったらすぐに水樹さんと誠くんは教室から出ていった。
水樹さんに連れられてという感じだったが。
私はいつものように、いつもの帰り道で家に向かっていた。