あの頃のきみに栞を。今のきみに僕を。〜夢はきみと結婚すること〜


「水樹さん何してるの?」


そうか、今私は水樹ってことになってるんだ。


「えっと、たまたま通って、、」

「そうだったんだ」


「、、まこ、麗水くんは?どうしたの?」

「僕もたまたま通ったんだ」

「そうなんだ。」


「僕、ここの卒園生なんだ」

「そ、そうなんだ」


「うん。すごく楽しかったなぁ。あの頃に戻れたらなってたまに思うんだよね」

「麗水くんでも、、そう思うんだ」


「、、うん。あの頃ね、今もなんだけど、すっっごく好きな子がいたの。」


私はドキッとした。

< 37 / 79 >

この作品をシェア

pagetop