あの頃のきみに栞を。今のきみに僕を。〜夢はきみと結婚すること〜
「あら、誠くんと水樹さん!」
やっと言える。
そう思ったのに水樹仁美さんに見つかってしまった。
「こんなところで何してるの?」
私にすごい圧をかけてくる。
今何を言おうとしていたの?と。
口に出さなくても私にはわかる。
私はその圧に押されることしかできない。
「え、っと、、その、、」
どうしよう。
「ちょっと2人で話してただけだよ」
突然の水樹さんの登場に何も答えれなかった私の代わりに誠くんが代わりに答えてくれる。