あの頃のきみに栞を。今のきみに僕を。〜夢はきみと結婚すること〜
休み明け…
月曜日。
学校に来て早々水樹さんに呼び出された。
なんとなく予想はしていた。
こうなることを。
私をトイレに連れ込み、壁の端に追いやられる。
「あんた調子乗るなよ」
「誠くんは私のなの」
「ほんと気持ち悪い」
「なんか喋れよ」
「貧乏人」
「釣り合わねーんだよお前と誠くんとじゃ」
水樹さんの取り巻きとでもいうのだろうか、水樹さんといつも一緒にいる仲の良い女子達に囲まれる。
そして思いっきり私を蹴る。
髪を引っ張る。