天妃物語 〜鬼討伐の条件に天帝の子を身籠ることを要求されて〜
「いやです。黒緋さまっ、……どうして!」
私は口付けから逃れるように顔を逸らしました。
でも逃げた顔が片手で掴まれてまた戻される。
そして唇が触れあいそうな距離で黒緋が低く言います。
「どうしてだと? それは俺の言葉だ。側にいると言ったのはお前だろう……!」
黒緋の唇が私の首筋を這い、荒々しい手付きで着物が乱されていきます。
乱れた襟元から素肌が覗き、裾からは素足が露わになりました。
黒緋の大きな手に太ももを撫であげられて、私の全身から血の気が引きました。
「こ、こんなの嫌ですっ。離してください!」
無我夢中で暴れました。
力いっぱい足をバタつかせ、身を捩って黒緋の下から逃げだします。
しかしその抵抗を嘲笑うかのように足を捕まれて引きずり戻されました。
「どこへ行く」
「あっ、やめてください! んんッ」
また唇が塞がれました。
口内を蹂躙されたまま、黒緋の大きな手がやわい太ももを鷲掴む。腰巻を乱されて、手が股の間に伸びていく。
指が股の間に触れた途端、背筋に痺れが走り抜けました。
「は、あ、……やめっ……」
はくはくと呼吸が乱れる。
生まれて初めての感覚に頭の中が真っ白になってしまう。
「やめてくださいっ。やめて……!」
私は黒緋の手を引きはがそうとしますが、邪魔だとばかりに手を捕まれました。
しゅるりと着物の帯を引き抜かれて、体をひっくり返されたと思うと後ろ手に両手を帯で縛られました。
「な、なにするんですか! 解いてください!」
「それは出来ない。解いたら出ていくだろう」
「そんなっ……」
意味が分かりませんでした。
黒緋は激怒しているのです。
でもどうして黒緋がこんなに怒っているのか分かりません。
「わ、わたしは、あなたに何かしましたか? なにか怒らせてしまうような、そんなことを……」
震える声で聞きました。
でも黒緋は苦しそうに顔を歪めてしまう。
また問いかけようと口を開きましたが、言葉を発する前に唇が塞がれました。
「あ、う……ん」
口付けられたまま着物が乱されて乳房が黒緋の前に露わになります。
乳房の膨らみを大きな手に包まれて、胸の突起を指で挟まれると腰にジンッと熱が灯ったようでした。
「もうやめてくださいっ……。お願いですから、見ないで……」
誰にも見られたことがない場所が暴かれていく。
あまりの羞恥に視界が涙で滲んでしまう。
這って逃げようにも両手は後ろ手に縛られて蓑虫のように身を捩ることしかできないのです。
「どうして、どうしてこんなことっ……。うっ……」
嗚咽を噛みしめました。
でも黒緋は構わずに私の腰を抱き寄せて露わになった太ももを撫であげます。
そして股の間に手を当てられて、指で割れ目をなぞられました。
「あっ! あうぅっ……!」
背筋を甘い痺れが駆け抜けました。
行き場のない痺れが体内をぐるぐる巡って怖くなる。なんとかしたくて足の指先を丸めて力を入れるけれど、どうにもならずに熱が高まっていくのです。
眩暈を覚えるほどの甘い快楽が体を支配していく。
全身が熱く高まって、どうしようもないそれに悶えました。
経験したことがない感覚に無防備のまま翻弄されてしまう。
「ああっ、あ……! っ、んんッ」
黒緋の指が私の中に入ってきます。
熱くなっていたそこはあっさり受け入れて痛みを感じることはありません。
徐々に指が増やされていって、時間をかけてそこを解されました。
私は口付けから逃れるように顔を逸らしました。
でも逃げた顔が片手で掴まれてまた戻される。
そして唇が触れあいそうな距離で黒緋が低く言います。
「どうしてだと? それは俺の言葉だ。側にいると言ったのはお前だろう……!」
黒緋の唇が私の首筋を這い、荒々しい手付きで着物が乱されていきます。
乱れた襟元から素肌が覗き、裾からは素足が露わになりました。
黒緋の大きな手に太ももを撫であげられて、私の全身から血の気が引きました。
「こ、こんなの嫌ですっ。離してください!」
無我夢中で暴れました。
力いっぱい足をバタつかせ、身を捩って黒緋の下から逃げだします。
しかしその抵抗を嘲笑うかのように足を捕まれて引きずり戻されました。
「どこへ行く」
「あっ、やめてください! んんッ」
また唇が塞がれました。
口内を蹂躙されたまま、黒緋の大きな手がやわい太ももを鷲掴む。腰巻を乱されて、手が股の間に伸びていく。
指が股の間に触れた途端、背筋に痺れが走り抜けました。
「は、あ、……やめっ……」
はくはくと呼吸が乱れる。
生まれて初めての感覚に頭の中が真っ白になってしまう。
「やめてくださいっ。やめて……!」
私は黒緋の手を引きはがそうとしますが、邪魔だとばかりに手を捕まれました。
しゅるりと着物の帯を引き抜かれて、体をひっくり返されたと思うと後ろ手に両手を帯で縛られました。
「な、なにするんですか! 解いてください!」
「それは出来ない。解いたら出ていくだろう」
「そんなっ……」
意味が分かりませんでした。
黒緋は激怒しているのです。
でもどうして黒緋がこんなに怒っているのか分かりません。
「わ、わたしは、あなたに何かしましたか? なにか怒らせてしまうような、そんなことを……」
震える声で聞きました。
でも黒緋は苦しそうに顔を歪めてしまう。
また問いかけようと口を開きましたが、言葉を発する前に唇が塞がれました。
「あ、う……ん」
口付けられたまま着物が乱されて乳房が黒緋の前に露わになります。
乳房の膨らみを大きな手に包まれて、胸の突起を指で挟まれると腰にジンッと熱が灯ったようでした。
「もうやめてくださいっ……。お願いですから、見ないで……」
誰にも見られたことがない場所が暴かれていく。
あまりの羞恥に視界が涙で滲んでしまう。
這って逃げようにも両手は後ろ手に縛られて蓑虫のように身を捩ることしかできないのです。
「どうして、どうしてこんなことっ……。うっ……」
嗚咽を噛みしめました。
でも黒緋は構わずに私の腰を抱き寄せて露わになった太ももを撫であげます。
そして股の間に手を当てられて、指で割れ目をなぞられました。
「あっ! あうぅっ……!」
背筋を甘い痺れが駆け抜けました。
行き場のない痺れが体内をぐるぐる巡って怖くなる。なんとかしたくて足の指先を丸めて力を入れるけれど、どうにもならずに熱が高まっていくのです。
眩暈を覚えるほどの甘い快楽が体を支配していく。
全身が熱く高まって、どうしようもないそれに悶えました。
経験したことがない感覚に無防備のまま翻弄されてしまう。
「ああっ、あ……! っ、んんッ」
黒緋の指が私の中に入ってきます。
熱くなっていたそこはあっさり受け入れて痛みを感じることはありません。
徐々に指が増やされていって、時間をかけてそこを解されました。