愛なき政略結婚は愛のはじまりでした
第四章 旅先で誓う愛
清隆と体を重ねてからというもの、雅は三日にあげずに清隆から求められている。初めこそ、清隆は雅を気遣うように間隔を空けて誘ってくれていたが、次第にその頻度は上がり、今では何も言わずとも二人して寝室へ向かうのが当たり前になっている。体を重ねない日でさえ、二人は寝室で共に夜を過ごす。
行為を終えたあとの過ごし方だって、ずっと親密になった。初めのうちは雅だけが寝室に残り、清隆はすぐに自室に戻ってしまっていたが、いつの頃からか清隆もその場にとどまるようになり、二人して同じベッドで眠ることが普通になった。
そして、あるときからは俗に言うピロートークまで始まった。それはいつも少し不思議な体勢で行われる。
清隆は、雅を抱きしめた状態で、ごろんと仰向けに寝転がり、雅を清隆の上に乗せてくるのだ。清隆の腕はしっかりと雅の背に回っているから、雅は清隆の上から逃れられない。雅が上に乗っていては、苦しくなってしまわないだろうかと、初めは不安に思っていた雅だが、いつも満足そうにしている清隆を見ていれば、その不安も次第に薄れていった。
行為を終えたあとの過ごし方だって、ずっと親密になった。初めのうちは雅だけが寝室に残り、清隆はすぐに自室に戻ってしまっていたが、いつの頃からか清隆もその場にとどまるようになり、二人して同じベッドで眠ることが普通になった。
そして、あるときからは俗に言うピロートークまで始まった。それはいつも少し不思議な体勢で行われる。
清隆は、雅を抱きしめた状態で、ごろんと仰向けに寝転がり、雅を清隆の上に乗せてくるのだ。清隆の腕はしっかりと雅の背に回っているから、雅は清隆の上から逃れられない。雅が上に乗っていては、苦しくなってしまわないだろうかと、初めは不安に思っていた雅だが、いつも満足そうにしている清隆を見ていれば、その不安も次第に薄れていった。