一夜を共にしたかつての片思い相手は、優秀外科医だった。〜憧れの君と私の夢〜
喫茶店の話に続き、まことの託児所をどこにするかについての話も及んだ。
成哉は総合病院横の託児所で良いのではという意見だったので、カフェ勤務の私でも利用できるのかと告げた所問題無いとの答えが帰ってきた。
「親の片方が病院職員だったら大丈夫なはず。それにカフェ勤務でも一応は職員扱いになるんじゃないかな」
「ほんと?」
「旦那さんが違う所で働いている看護師さんとか利用してたからいけると思うよ」
「そっか。じゃあまことの熱が下がった後に寄ってみようかな」
「そろそろ職場復帰だし、早めに決めといた方がいいよ。それにあそこなら夜遅くまで預かってもらえるし何かあればすぐに受診できる。だから俺としてはあの託児所が良いと思う」
「……だよね。じゃあそこにする。枠空いてたらいいけどなあ……」
「あそこそんなに多くないからいけるんじゃない? ダメだったらごめん」
そうして数日後。まことはすっかり元気になったので彼女を連れてベリが丘の総合病院横にある託児所を訪れてみたのだった。
現地に向かう前にお手伝いさんが電話でアポを取ってくれていたおかげか、来所するとすぐに保育士が笑顔で出迎えてくれた。
「あっ、藤堂先生の奥さんですね。どうぞお入りください」
「はい、それでは失礼します」
成哉は総合病院横の託児所で良いのではという意見だったので、カフェ勤務の私でも利用できるのかと告げた所問題無いとの答えが帰ってきた。
「親の片方が病院職員だったら大丈夫なはず。それにカフェ勤務でも一応は職員扱いになるんじゃないかな」
「ほんと?」
「旦那さんが違う所で働いている看護師さんとか利用してたからいけると思うよ」
「そっか。じゃあまことの熱が下がった後に寄ってみようかな」
「そろそろ職場復帰だし、早めに決めといた方がいいよ。それにあそこなら夜遅くまで預かってもらえるし何かあればすぐに受診できる。だから俺としてはあの託児所が良いと思う」
「……だよね。じゃあそこにする。枠空いてたらいいけどなあ……」
「あそこそんなに多くないからいけるんじゃない? ダメだったらごめん」
そうして数日後。まことはすっかり元気になったので彼女を連れてベリが丘の総合病院横にある託児所を訪れてみたのだった。
現地に向かう前にお手伝いさんが電話でアポを取ってくれていたおかげか、来所するとすぐに保育士が笑顔で出迎えてくれた。
「あっ、藤堂先生の奥さんですね。どうぞお入りください」
「はい、それでは失礼します」