青い空の下、大好きな君の優しい笑顔が見たいから
大切な君への告白~湊side~
外は春の雨が降っている。
大きめの傘のおかげであまり濡れずにすんだけど、
これから夜にかけて、ますます雨足が強くなるらしい。
学校帰り、俺は桜の自宅のチャイムを鳴らした。
「はい。どちら様?」
「あの、桜さんのクラスメイトの麻倉です。今日の宿題のプリントを届けにきました」
「あら、ごめんなさいね。今、行きます」
ドアが開いて桜のお母さんが出てきてくれた。
「まあ、麻倉君。わざわざ雨の中ごめんなさいね。ありがとう」
たまに中学校で見かけてた、優しそうな表情は変わってない。
「いえ。あの……桜さん、体調大丈夫ですか? 風邪とかですか?」
「……それが、今日は学校に行きたくないなんて言って……」
「そうなんですか……もし良かったら、桜さんと少し話をさせてもらえますか?」
「あっ、ええ、もちろんよ。ちょっと待ってね」
大きめの傘のおかげであまり濡れずにすんだけど、
これから夜にかけて、ますます雨足が強くなるらしい。
学校帰り、俺は桜の自宅のチャイムを鳴らした。
「はい。どちら様?」
「あの、桜さんのクラスメイトの麻倉です。今日の宿題のプリントを届けにきました」
「あら、ごめんなさいね。今、行きます」
ドアが開いて桜のお母さんが出てきてくれた。
「まあ、麻倉君。わざわざ雨の中ごめんなさいね。ありがとう」
たまに中学校で見かけてた、優しそうな表情は変わってない。
「いえ。あの……桜さん、体調大丈夫ですか? 風邪とかですか?」
「……それが、今日は学校に行きたくないなんて言って……」
「そうなんですか……もし良かったら、桜さんと少し話をさせてもらえますか?」
「あっ、ええ、もちろんよ。ちょっと待ってね」