青い空の下、大好きな君の優しい笑顔が見たいから
「ホンモノ」の笑顔~桜side~
屋上からの景色、何度か来たことはあったけど、今日はいつもと違って見える。
どこまでも突き抜ける青が、あまりにも綺麗で。
空がこんなにも大きくて美しいこと、そんな当たり前のこと、私はずっと忘れてた。
降り注ぐ光が眩しくて、私は顔に手で影を作った。
まるでこの世界は闇に包まれた孤独。
周りの色が全てくすんで見えていた。
空の鮮やかな青でさえ、悲しい色に思えて。
でも、昨日までの私はもういない。
「何? 改まって2人で私に話したいことがあるって」
日記の内容は詳しく話していない。
だけど、湊君に夢の気持ちを伝えたら、すぐに会いにいこうと言ってくれた。
「夢、ごめんね。私、謝りたいことが2つあるの」
「2つ?」
「うん。私ね、昨日、夢の日記を見てしまった。勝手に日記を見るなんて最低だと思う。だけど、夢の気持ちがどうしても知りたかったから」
どこまでも突き抜ける青が、あまりにも綺麗で。
空がこんなにも大きくて美しいこと、そんな当たり前のこと、私はずっと忘れてた。
降り注ぐ光が眩しくて、私は顔に手で影を作った。
まるでこの世界は闇に包まれた孤独。
周りの色が全てくすんで見えていた。
空の鮮やかな青でさえ、悲しい色に思えて。
でも、昨日までの私はもういない。
「何? 改まって2人で私に話したいことがあるって」
日記の内容は詳しく話していない。
だけど、湊君に夢の気持ちを伝えたら、すぐに会いにいこうと言ってくれた。
「夢、ごめんね。私、謝りたいことが2つあるの」
「2つ?」
「うん。私ね、昨日、夢の日記を見てしまった。勝手に日記を見るなんて最低だと思う。だけど、夢の気持ちがどうしても知りたかったから」