『好き』って言って
はあ…
これからどうしたものか…
俺が頭を抱えていると先輩の医師が話しかけて来た。
先輩「どうした?」
「ゆなちゃんの事でちょっと…」
先輩はカルテを開き、検査結果を見た。
先輩「まじか…」
「投薬治療で何とか出来ればいいんですがね…」
先輩「そうだな…でも、結構重症だぞ?」
「はい。そうなんですよね。」
先輩「今まで胸痛とかの症状とかあったのか?」
「あったみたいなんですが、いつもの事って思ってたみたいで、本人もあまり気にしてない様でした。」
先輩「それで、重症化ってわけか…」
「はい…どうしたものかと…挙げ句の果てにはICしたら出ていってって言われてしまって…」
先輩「まだ高校生だもんな、、、無理もないよ。しっかりもう一度話した方がいいんじゃないか?」
「そうですね。もう一度ゆなちゃんの所にいってきます。何かあったらまた、相談させて頂いてもいいですか?」
先輩「おう。」
「ありがとうございます。」
俺は医局を出てゆなちゃんの部屋へ向かった。