『好き』って言って


ープルルル

早く出ろよ!
俺はイラついていた。
そしたらか細い声が聞こえてきた。


ゆな「…もしもし」

「おい!今どこにいんだよ!!」

ゆな「どこだっていいでしょ」


ゆなは、泣きそうなそんな声をしていた。


「よくねーから聞いてんだろ!」

ゆな「ほっといて」

「位置情報送れ」

ゆな「やだ」

「はあ、、、いい加減にしろ。」

ゆな「どうせ死ぬんだから、私は病院じゃなくてもっと綺麗な所で死にたい」

「は?何言ってんのお前」

ゆな「そのままの意味だけど。」

「…」


俺は言葉を返せずにいた。


ゆな「じゃあ、切るね。ばいばい。」

「おい!まて!俺だけに教えろ」

ゆな「そんな事言ったってみんなに言うでしょ?」

「言わねーよ。だから俺だけに教えろ。」

「…」

かなた「ゆな。」



おれは、語りかけるようにゆなの名前を呼んだ。


ゆな「…わかった」

「ん。じゃあ、待ってるからな。」


そう言って俺は電話を切った。



俺は心配そうに見ていたゆうすけに帰る事を告げるとすぐにカバンを持ち教室を出た。




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