どうか、決してほかの誰もこの可愛さに気づきませんように…
1.
神社までの道のり。
すごくうれしい一方で、ツラくもある。
うれしいほうの理由は、決まりきっている。ユカリが俺のすぐ隣を歩いているからだ。
町内だから片道わずか7分。とはいえ、こんなのまるでデートみたいだ。
……はっ!
『みたい』じゃなく、これはデートと言いきってしまっていいんじゃないか?
たとえユカリにそんなつもりはないとしても、俺がデートだと思えば、少なくとも俺にとってはデートだ!
はああ、俺の幼なじみで、誰よりも可愛いユカリ。
今日も最高に可愛い。
白いダッフルコートの裾に付いている泥はね汚れさえも!
どうせ、雨の日でもなーんの頓着もせずに着たんだろうな。
おばさんに『また汚して!』と文句を言われても、『気づいたときには汚れてたんだよね』と、ケラケラ笑うユカリが目に浮かぶ。
そんな想像のユカリすらも愛おしい。
すごくうれしい一方で、ツラくもある。
うれしいほうの理由は、決まりきっている。ユカリが俺のすぐ隣を歩いているからだ。
町内だから片道わずか7分。とはいえ、こんなのまるでデートみたいだ。
……はっ!
『みたい』じゃなく、これはデートと言いきってしまっていいんじゃないか?
たとえユカリにそんなつもりはないとしても、俺がデートだと思えば、少なくとも俺にとってはデートだ!
はああ、俺の幼なじみで、誰よりも可愛いユカリ。
今日も最高に可愛い。
白いダッフルコートの裾に付いている泥はね汚れさえも!
どうせ、雨の日でもなーんの頓着もせずに着たんだろうな。
おばさんに『また汚して!』と文句を言われても、『気づいたときには汚れてたんだよね』と、ケラケラ笑うユカリが目に浮かぶ。
そんな想像のユカリすらも愛おしい。
< 1 / 21 >