オレンジ服のヒーローの一途な愛
映画館が入っているショッピングモールの中のカフェで、ランチセットのナポリタンをオーダーする。
平日は大盛り無料ということで、翔ちゃんは迷わず大盛りにし、その上デザートと言ってパンケーキを二皿オーダーした。
普段いつ出動要請があってもいいように食事はなるべく早く済ませるらしく、翔ちゃんは食べるスピードがやたらと早い。
私がランチを食べ終えるのと、翔ちゃんがパンケーキをたいらげたのは、ほぼ同時くらいだった。
「翔ちゃん、いっぱい食べるのに全然太らなくてずるい」
「仕事で身体使うし、休日はジムに行くことも多いからな。一緒にジムに行くか?俺がトレーナーしてやるよ」
「翔ちゃんのスパルタトレーニングなんか受けたら体が壊れるよ」
翔ちゃんはくすくすと笑い、食後のコーヒーをすすりながら腕時計に目をやる。
「時間、ちょうどいいな。映画観に行くか」
「うんっ」
翔ちゃんが会計を済ませてくれてカフェを出る。
映画館へ移動すると、平日なのにチケットカウンターには人がぞろぞろと並んでいる。
どう考えても学生であろう子たちが多くて疑問に思ったけど、そういえばもう夏休みに入る時期なのだ。
平日は大盛り無料ということで、翔ちゃんは迷わず大盛りにし、その上デザートと言ってパンケーキを二皿オーダーした。
普段いつ出動要請があってもいいように食事はなるべく早く済ませるらしく、翔ちゃんは食べるスピードがやたらと早い。
私がランチを食べ終えるのと、翔ちゃんがパンケーキをたいらげたのは、ほぼ同時くらいだった。
「翔ちゃん、いっぱい食べるのに全然太らなくてずるい」
「仕事で身体使うし、休日はジムに行くことも多いからな。一緒にジムに行くか?俺がトレーナーしてやるよ」
「翔ちゃんのスパルタトレーニングなんか受けたら体が壊れるよ」
翔ちゃんはくすくすと笑い、食後のコーヒーをすすりながら腕時計に目をやる。
「時間、ちょうどいいな。映画観に行くか」
「うんっ」
翔ちゃんが会計を済ませてくれてカフェを出る。
映画館へ移動すると、平日なのにチケットカウンターには人がぞろぞろと並んでいる。
どう考えても学生であろう子たちが多くて疑問に思ったけど、そういえばもう夏休みに入る時期なのだ。