恋神様に願いを込めて
レンくんは、最後まで優しく微笑んで「ばいばい」と言った。
想いを返してあげることはできなかったけど、レンくんと出会えて本当によかった。
心からそう思った。
*
家に帰ると、あの日と同じように晃が家の前に座り込んで待っていた。
「晃…?」
「…あ、俺、あの…」
晃は口をもごもごと動かして黙ってしまった。
…きっと、謝りに来てくれたんだろうな。
私を心配して言ってくれたのにムキになって怒って、ひどいことまで言って、悪いのは完全に私の方なのに。
「晃、ごめんね」
「え?あ、いや、俺こそ…」
「大嫌いなんて言って、ごめんね…っ」
泣くのは違うとわかっているのに、次々と涙が溢れて止まらなかった。
「え、いや、いいよもうそんなの…。泣くなよ…」
「本当は…っ、大好き…っ」
「もうわかったから…え?」
想いを返してあげることはできなかったけど、レンくんと出会えて本当によかった。
心からそう思った。
*
家に帰ると、あの日と同じように晃が家の前に座り込んで待っていた。
「晃…?」
「…あ、俺、あの…」
晃は口をもごもごと動かして黙ってしまった。
…きっと、謝りに来てくれたんだろうな。
私を心配して言ってくれたのにムキになって怒って、ひどいことまで言って、悪いのは完全に私の方なのに。
「晃、ごめんね」
「え?あ、いや、俺こそ…」
「大嫌いなんて言って、ごめんね…っ」
泣くのは違うとわかっているのに、次々と涙が溢れて止まらなかった。
「え、いや、いいよもうそんなの…。泣くなよ…」
「本当は…っ、大好き…っ」
「もうわかったから…え?」