恋神様に願いを込めて
「晃のことが大好きなの…っ」
晃は間抜けな顔で固まったかと思うと、その顔はみるみる赤くなっていった。
「は、はあ…っ!?お、おまえ、そんな簡単に大好きとか言うなよ…!どうせあれだろ、幼なじみとしてとか言うんだろ!」
「違うもん…。男の子としてだもん」
「…え?い、いや、俺は騙されない…。そうだよ、あいつはどうしたんだよ!付き合ったんだろ!?」
「レンくんは断ったよ。晃が好きだから付き合えないって」
「な…っ、だって…なんで俺なんだよ…?美羽の理想と全然正反対だろ…?」
「…たしかに晃なんて私の理想にかすりもしてないけど、それでも理想なんて関係なしに晃のこと好きになっちゃったの。付き合うなら晃がいいと思ったの」
「で、でも…」
まだ何か言いたげな晃の襟元を掴んでぐいっと引き寄せ、キスをした。
「これでもまだ信じない?」
晃はこれ以上赤くできないくらいの真っ赤な顔で、ぶんぶんと首を横に振った。
「…俺もずっと前から美羽が大好きだよ」
観覧車の頂上で告白とか船の上で夜景を眺めながらの告白とか、昔からずっと憧れていた。
でも、そんなのじゃなくていい。
理想通りじゃなくても、どんな場所でもどんな言葉でも、好きな人から告白してもらえる現実が一番幸せだから。
「私も、大好き!」
だから、そんな幸せをこれからも晃と二人で作っていこう。
理想じゃない、現実の世界で。
晃は間抜けな顔で固まったかと思うと、その顔はみるみる赤くなっていった。
「は、はあ…っ!?お、おまえ、そんな簡単に大好きとか言うなよ…!どうせあれだろ、幼なじみとしてとか言うんだろ!」
「違うもん…。男の子としてだもん」
「…え?い、いや、俺は騙されない…。そうだよ、あいつはどうしたんだよ!付き合ったんだろ!?」
「レンくんは断ったよ。晃が好きだから付き合えないって」
「な…っ、だって…なんで俺なんだよ…?美羽の理想と全然正反対だろ…?」
「…たしかに晃なんて私の理想にかすりもしてないけど、それでも理想なんて関係なしに晃のこと好きになっちゃったの。付き合うなら晃がいいと思ったの」
「で、でも…」
まだ何か言いたげな晃の襟元を掴んでぐいっと引き寄せ、キスをした。
「これでもまだ信じない?」
晃はこれ以上赤くできないくらいの真っ赤な顔で、ぶんぶんと首を横に振った。
「…俺もずっと前から美羽が大好きだよ」
観覧車の頂上で告白とか船の上で夜景を眺めながらの告白とか、昔からずっと憧れていた。
でも、そんなのじゃなくていい。
理想通りじゃなくても、どんな場所でもどんな言葉でも、好きな人から告白してもらえる現実が一番幸せだから。
「私も、大好き!」
だから、そんな幸せをこれからも晃と二人で作っていこう。
理想じゃない、現実の世界で。