恋神様に願いを込めて
なんだろう、この気持ち…。
推しが他の人に取られそうで嫌っていうか、違うような何かみたいな…。
「ごめんね、俺今この子とデートで来てるから。紬ちゃん、行こっか」
「え…」
先輩は優しく私の手を引きお会計を済ませると、お店の外に出た。
「あの、よかったんですか…?」
「ん?ああ、あの子たちのこと?さっきも言った通り、俺は紬ちゃんとデートしてるの。他の女の子と写真撮ったりなんてしないよ。それとも紬ちゃんは撮って欲しかった?」
先輩の問いかけに首を横にぶんぶん振る。
「嫌です…」
「うん、俺も」
先輩はにこっと笑うと優しく頭を撫でてくれた。
「それにしても、俺ってロイ様に似てるの?」
「はい、かなり似てますよ。私も初めて会った時はロイ様かと思いましたもん」
だから密かに先輩のことも推してます、なんて言えないからそれは黙っておく。
「あの、今日は本当にありがとうございました。先輩いなかったらロイ様出てなかったかもしれないです」
推しが他の人に取られそうで嫌っていうか、違うような何かみたいな…。
「ごめんね、俺今この子とデートで来てるから。紬ちゃん、行こっか」
「え…」
先輩は優しく私の手を引きお会計を済ませると、お店の外に出た。
「あの、よかったんですか…?」
「ん?ああ、あの子たちのこと?さっきも言った通り、俺は紬ちゃんとデートしてるの。他の女の子と写真撮ったりなんてしないよ。それとも紬ちゃんは撮って欲しかった?」
先輩の問いかけに首を横にぶんぶん振る。
「嫌です…」
「うん、俺も」
先輩はにこっと笑うと優しく頭を撫でてくれた。
「それにしても、俺ってロイ様に似てるの?」
「はい、かなり似てますよ。私も初めて会った時はロイ様かと思いましたもん」
だから密かに先輩のことも推してます、なんて言えないからそれは黙っておく。
「あの、今日は本当にありがとうございました。先輩いなかったらロイ様出てなかったかもしれないです」