恋神様に願いを込めて
〜12/25 恋する気持ちを教えてくれた人~??~
好きとか愛とか、自分には無関係なものだと思っていた。
*
「永野さん。今日の放課後は空いてるかな…?」
「たしか、今日は誰の予約も入っていなかったから、大丈夫よ」
そう言うとクラスメイトは「じゃあ放課後お願い!」とパッと笑顔になった。
事の発端は、一ヶ月前の十一月だった。
席替えをして隣になった女子が、付き合ったばかりの彼氏の話を毎日のようにしてきた。
きっとその子は話を聞いてもらえれば、誰だってよかったのだと思う。
最初は惚気話ばかりだったのが、だんだんと浮気性の彼氏の愚痴へと変わっていき、ついには別れた方がいいのかと泣きついてきた。
正直、その子とは友達でもなかったし恋愛とかどうでもいいと思っていた私は「そんな人にとらわれないで、もっと周りの男子に目を向けてみたら?」と適当なことを言った。
そしたら、本当に幼なじみの男子がずっとその子のことを好きでいたことがわかり、自分を幸せにしてくれるのは誰かわかったその子は依存していた彼氏とはすぐに別れ、幼なじみの男子と付き合い出した。
その子は今でも幼なじみの彼氏とラブラブなカップルでいる。
そのことがきっかけで、なぜか私に恋愛相談をしたら必ず叶う、という噂が流れてしまい相談してくる女子が殺到した。
最初は断り続けていたけど、しつこい女子達の気持ちに負けて話を聞いてアドバイスをするようになった。
なぜかそれがいつもうまくいくから、噂もどんどん広まっていき今では学校中から「恋愛の神様」だとか言われている。
だから余計この役をやめられなくなってしまって、今に至る。
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「永野さん。今日の放課後は空いてるかな…?」
「たしか、今日は誰の予約も入っていなかったから、大丈夫よ」
そう言うとクラスメイトは「じゃあ放課後お願い!」とパッと笑顔になった。
事の発端は、一ヶ月前の十一月だった。
席替えをして隣になった女子が、付き合ったばかりの彼氏の話を毎日のようにしてきた。
きっとその子は話を聞いてもらえれば、誰だってよかったのだと思う。
最初は惚気話ばかりだったのが、だんだんと浮気性の彼氏の愚痴へと変わっていき、ついには別れた方がいいのかと泣きついてきた。
正直、その子とは友達でもなかったし恋愛とかどうでもいいと思っていた私は「そんな人にとらわれないで、もっと周りの男子に目を向けてみたら?」と適当なことを言った。
そしたら、本当に幼なじみの男子がずっとその子のことを好きでいたことがわかり、自分を幸せにしてくれるのは誰かわかったその子は依存していた彼氏とはすぐに別れ、幼なじみの男子と付き合い出した。
その子は今でも幼なじみの彼氏とラブラブなカップルでいる。
そのことがきっかけで、なぜか私に恋愛相談をしたら必ず叶う、という噂が流れてしまい相談してくる女子が殺到した。
最初は断り続けていたけど、しつこい女子達の気持ちに負けて話を聞いてアドバイスをするようになった。
なぜかそれがいつもうまくいくから、噂もどんどん広まっていき今では学校中から「恋愛の神様」だとか言われている。
だから余計この役をやめられなくなってしまって、今に至る。