学年1モテるクール男子は地味子ちゃんを助けたい。
「きっかけは、1ヶ月前のホームルームだったと思う」
この時、私のクラスは修学旅行のフィールドワークの班決めをやっていた。
部屋割りは名簿の番号で区切っていたけど、フィールドワークもそうとなると、多数のクラスメイトから反対意見が出て、好きな人と組んでいいことになった。
この時私は、クラス替えをしたばかりの4月というのもあって、今以上に教室に馴染めていなくて。
自分と似た大人しい子たちが寄り集まる班に班に加えてもらおうとした。
けれど……、
「私はその班に入れなかったんだ。入れてもらおうとした時にはとっくに定員に達していてから。それであぶれてしまった私を見かねた担任の先生が、『莉奈ちゃんたちの班に入れてもらおう』って提案して……」
この時、私のクラスは修学旅行のフィールドワークの班決めをやっていた。
部屋割りは名簿の番号で区切っていたけど、フィールドワークもそうとなると、多数のクラスメイトから反対意見が出て、好きな人と組んでいいことになった。
この時私は、クラス替えをしたばかりの4月というのもあって、今以上に教室に馴染めていなくて。
自分と似た大人しい子たちが寄り集まる班に班に加えてもらおうとした。
けれど……、
「私はその班に入れなかったんだ。入れてもらおうとした時にはとっくに定員に達していてから。それであぶれてしまった私を見かねた担任の先生が、『莉奈ちゃんたちの班に入れてもらおう』って提案して……」