その生徒会、取扱注意につき!
第4話❥会計の榊 琥太郎
「うーん…。カフェのメニューってサンドイッチとかオムライス系?でもあんまり凝ったものだと、作るの難しいよね?」
「できたら、簡単なのとか作り置きできそうなのがいいかもっすね。飲み物は市販のもの入れればいいとして、簡単に食べれそうなのとちょっとしたおやつみたいなのでどうでしょう?」
翌日の放課後。
早速、私と琥太郎くんは黒涼祭1日目で行うカフェのメニューについて、生徒会室で話し合っていた。
千歳、伊緒くん、史緒くんは、黒涼祭の準備で出払っていて、残っているのは私と琥太郎くんだけだ。
黒涼祭まで残り1ヶ月弱。
あまり時間に余裕はないため、できれば今日中に決めてしまわないといけない。
「いいね…!簡単で作り置きできそうなおやつか〜。スコーンとかパウンドケーキみたいなのだったら翌日に仕込みできそうだし、腹持ちもいいよね」
「あ!スコーン系いいっすね。史緒先輩が言ってたオシャレで可愛いにもあってますし!チーズスコーンとかバリエーション増やせば軽食でもいけますよね!」
料理ができるだけ合って、琥太郎くんと話してるとすぐに概要はまとまった。
とりあえずスコーン、パウンドケーキなど日持ちして、わりと簡単に作れる焼き菓子系をカフェメニューのメインにしようということになる。
「うんうん…!私もスコーンとかなら作ったことあるし、まずは試作で一回作ってみよっか」