時を刻まなくなった時計
最終話 時を刻まない時計
「おばあちゃん。お見舞いに来たよ」
そう言って、病院のとある一室の横開きの扉を開いたのは、私の孫だった。
「ありがとねぇ」
ベッドに横になりながら、今ある力を振り絞っては、優しい孫に礼を言うと、
「おばあちゃん。もし、天国に行ったら、おじいちゃんのところにいくの?」
と言ってきた。
そう言って、病院のとある一室の横開きの扉を開いたのは、私の孫だった。
「ありがとねぇ」
ベッドに横になりながら、今ある力を振り絞っては、優しい孫に礼を言うと、
「おばあちゃん。もし、天国に行ったら、おじいちゃんのところにいくの?」
と言ってきた。