迷宮階段
「麻衣」
海人が近づいてきて麻衣に声をかけているが、麻衣の態度は冷たかった。
「なによ。私今忙しいの」
そう言って海人を遠ざけている。尚也に比べてば海人なんて普通の男子生徒だからだろう。
私はこれみよがしに尚也にべったりとくっつく。尚也は甘えん坊の幼馴染として私が甘えることを拒まない。
「ふたりは付き合わないの?」
香にそう言われて私と尚也は見つめ合った。
「俺たちは幼馴染だけど、いつかそうなるかもしれないよな」
「そうだね。先のことはわからないし」
整った顔立ちの尚也にそんな風に言われると、こっちまでその気になってくる。
海人が近づいてきて麻衣に声をかけているが、麻衣の態度は冷たかった。
「なによ。私今忙しいの」
そう言って海人を遠ざけている。尚也に比べてば海人なんて普通の男子生徒だからだろう。
私はこれみよがしに尚也にべったりとくっつく。尚也は甘えん坊の幼馴染として私が甘えることを拒まない。
「ふたりは付き合わないの?」
香にそう言われて私と尚也は見つめ合った。
「俺たちは幼馴染だけど、いつかそうなるかもしれないよな」
「そうだね。先のことはわからないし」
整った顔立ちの尚也にそんな風に言われると、こっちまでその気になってくる。