迷宮階段
☆☆☆
麻衣が友達でよかった。
麻衣は今まで私が知らなかった世界を沢山見せてくれた。たった一日で、自分の人生まで変わってしまったかのように感じられる。
「まだドキドキしてる」
家に帰ってからも興奮しているみたいで、なかなか落ち着いて勉強することができなかった。
手鏡を取り出して何度も自分の顔を確認した。
家に帰ってきてもその美しい顔には変わりがなかった。
こんなことができるんなんて本当にすごい! 宿題をそっちのけで自分の顔をジッと見つめ、溜息を吐き出す。ここまでじっくりと自分の顔を見たのは初めての経験だった。
この後お風呂に入ってメークを落とさないといけないことが、もったいなくて仕方ない。
「そうだ! 里子にも教えてあげよう!」
そう思い立ってスマホを掴み、里子とのメッセージ画面を表示しようとする。けれどどこを探しても里子の名前が出てこないのだ。
「あれ、おかしいな」
麻衣が友達でよかった。
麻衣は今まで私が知らなかった世界を沢山見せてくれた。たった一日で、自分の人生まで変わってしまったかのように感じられる。
「まだドキドキしてる」
家に帰ってからも興奮しているみたいで、なかなか落ち着いて勉強することができなかった。
手鏡を取り出して何度も自分の顔を確認した。
家に帰ってきてもその美しい顔には変わりがなかった。
こんなことができるんなんて本当にすごい! 宿題をそっちのけで自分の顔をジッと見つめ、溜息を吐き出す。ここまでじっくりと自分の顔を見たのは初めての経験だった。
この後お風呂に入ってメークを落とさないといけないことが、もったいなくて仕方ない。
「そうだ! 里子にも教えてあげよう!」
そう思い立ってスマホを掴み、里子とのメッセージ画面を表示しようとする。けれどどこを探しても里子の名前が出てこないのだ。
「あれ、おかしいな」