迷宮階段
メークをし始めると、ノーメークで出歩いていた自分が恥ずかしく感じられる。特に麻衣の隣を歩くときには絶対にメークは必須になっていた。
「真美、今日も遊びに行くでしょ?」
放課後になっていつものように麻衣が声をかけてきた。今日は駅前にできたスイーツ屋にいくらしい。
「ごめん。今日は家の用事があって無理なんだよね」
私は顔の前で両手を合わせてそう言った。
本当は用事なんてなくて、ダイエットをしていた。麻衣たちはみんなスタイルもよくて足なんて折れてしまいそうなほど細い。
みんなと並んで歩くためには私ももう少し細くなりたかった。
「なぁんだそっか。じゃあ、また明日ね!」
麻衣は残念そうにしながらもすぐに他の友達と一緒に騒ぎながら教室を出ていってしまった。その姿に少しだけ寂しさを感じる。
麻衣は友達が多いから、実は自分なんていなくてもいいんじゃないかと思う時が時々ある。
「真美、今日も遊びに行くでしょ?」
放課後になっていつものように麻衣が声をかけてきた。今日は駅前にできたスイーツ屋にいくらしい。
「ごめん。今日は家の用事があって無理なんだよね」
私は顔の前で両手を合わせてそう言った。
本当は用事なんてなくて、ダイエットをしていた。麻衣たちはみんなスタイルもよくて足なんて折れてしまいそうなほど細い。
みんなと並んで歩くためには私ももう少し細くなりたかった。
「なぁんだそっか。じゃあ、また明日ね!」
麻衣は残念そうにしながらもすぐに他の友達と一緒に騒ぎながら教室を出ていってしまった。その姿に少しだけ寂しさを感じる。
麻衣は友達が多いから、実は自分なんていなくてもいいんじゃないかと思う時が時々ある。