《番外編》妹に彼氏を寝取られ傷心していた地味女の私がナンパしてきた年下イケメンと一夜を共にしたら、驚く程に甘い溺愛が待っていました
「ルールは分かるよね?」
「わ、かる……けど……」
「それじゃ、やってみようか」
「……う、うん……」
俺たちが今まさにやろうとしてるのはポッキーゲーム。
戸惑う亜夢はチョコが付いている方、俺はその反対側を口にくわえ、俺が先に一口齧った事でゲームはスタートする。
サクサクと音をたてながら少しずつ、ゆっくりとお互い食べ進めていく。
「…………」
徐々に顔が近付き、残り僅かになった、その時、
「――駄目! これ、恥ずかしい!」
顔を紅く染めた亜夢は先にポッキーから口を離してそう叫んだ。
キスなんていつもしてるのに、何が恥ずかしいのか……と思いつつ、恥ずかしがる亜夢が可愛いのとこの勝負俺が勝ったのとで思わず口角が上がる。
「このゲームは俺の勝ち、だね?」
そして、残りのポッキーを全部食べてからそう口にすると、
「うう、狡いよ……。こんなの、私、勝てない……恥ずかしいよ」
「キスするだけなのに?」
「そ、そういう問題じゃないの!」
「ふーん?」
どうやら、乙女心というものは複雑らしい。
けどまあ、何にしてもこの勝負は俺の勝ちな訳で、
「それじゃ、今の勝負は俺が勝ったから、俺の言うこと一つ聞いてもらうね?」
「……うん」
ちょっとだけ不服そうな亜夢は頬を膨らませていて、普段あまり拗ねたりしないから新たな一面が見れたと嬉しくなる。
そして、そんな亜夢の唇には先程のチョコが付いていて、それに気付かない亜夢が可愛くて、
「――ッんん」
唇を塞いでキスをした後、舌で唇に付いていたチョコを舐めとってから、「ご馳走様」と言いながら唇を離してみると、
「!!」
拗ねた表情はどこへやら、頬を真っ赤に染めて驚き、恥ずかしがる亜夢の姿がそこにはあって、やっぱり可愛いなと思いながらもう一度唇を塞いでいた。
そんな俺たちのキスは、ほんのりチョコの味がする甘いもので、たまにはこういうゲームをしながらキスをするのもアリだなと密かに思っていた。
-END-
「わ、かる……けど……」
「それじゃ、やってみようか」
「……う、うん……」
俺たちが今まさにやろうとしてるのはポッキーゲーム。
戸惑う亜夢はチョコが付いている方、俺はその反対側を口にくわえ、俺が先に一口齧った事でゲームはスタートする。
サクサクと音をたてながら少しずつ、ゆっくりとお互い食べ進めていく。
「…………」
徐々に顔が近付き、残り僅かになった、その時、
「――駄目! これ、恥ずかしい!」
顔を紅く染めた亜夢は先にポッキーから口を離してそう叫んだ。
キスなんていつもしてるのに、何が恥ずかしいのか……と思いつつ、恥ずかしがる亜夢が可愛いのとこの勝負俺が勝ったのとで思わず口角が上がる。
「このゲームは俺の勝ち、だね?」
そして、残りのポッキーを全部食べてからそう口にすると、
「うう、狡いよ……。こんなの、私、勝てない……恥ずかしいよ」
「キスするだけなのに?」
「そ、そういう問題じゃないの!」
「ふーん?」
どうやら、乙女心というものは複雑らしい。
けどまあ、何にしてもこの勝負は俺の勝ちな訳で、
「それじゃ、今の勝負は俺が勝ったから、俺の言うこと一つ聞いてもらうね?」
「……うん」
ちょっとだけ不服そうな亜夢は頬を膨らませていて、普段あまり拗ねたりしないから新たな一面が見れたと嬉しくなる。
そして、そんな亜夢の唇には先程のチョコが付いていて、それに気付かない亜夢が可愛くて、
「――ッんん」
唇を塞いでキスをした後、舌で唇に付いていたチョコを舐めとってから、「ご馳走様」と言いながら唇を離してみると、
「!!」
拗ねた表情はどこへやら、頬を真っ赤に染めて驚き、恥ずかしがる亜夢の姿がそこにはあって、やっぱり可愛いなと思いながらもう一度唇を塞いでいた。
そんな俺たちのキスは、ほんのりチョコの味がする甘いもので、たまにはこういうゲームをしながらキスをするのもアリだなと密かに思っていた。
-END-