《番外編》妹に彼氏を寝取られ傷心していた地味女の私がナンパしてきた年下イケメンと一夜を共にしたら、驚く程に甘い溺愛が待っていました

「亜夢はどれから着たい？」

　コスプレ衣装が届いた日の夜。夕食とお風呂を済ませた私たちはベッドの上に届いた衣装を並べ、どれから着るかを話し合う。

「……私は、どれでも……。百瀬くんは、どれから着て欲しいとか、ある？」

　私は特にこれが着たいという拘りも無かった事から、折角ならば百瀬くんの希望を聞こうと思い尋ねてみると、

「……そうだなぁ、それじゃあ今日はこれ着て貰おうかな？」

　手に取ったのは白と黒が基調のメイド服の衣装だった。

「……分かった、それじゃあ……着替えてくるね」

　百瀬くんから衣装を受け取った私は脱衣場へ向かい、メイド服に着替える事に。

「…………」

　着替えから暫く、鏡に映る自分の姿に思わず目を覆いたくなった。

(ちょっと待って……何だかスカート丈、短くない？)

　いざ着てみると、スカートからは太腿が見えるくらいの短さで、普段こんな短いスカートを穿く事が無い私は短さに驚くばかり。

　全体的にフリルも多いし、胸元は少し大きく開いていて妙に胸が強調されている気がするし、そもそも似合っているのかも分からず、なかなか部屋へ戻れないでいた。