《番外編》妹に彼氏を寝取られ傷心していた地味女の私がナンパしてきた年下イケメンと一夜を共にしたら、驚く程に甘い溺愛が待っていました
《百瀬side》

 ヤバい、コスプレってここまでの破壊力なのかよ?

 亜夢のメイド服姿を前にした瞬間、可愛過ぎて言葉にならなかった。

 可愛いのは予想していたけど、いざ着たところをみると、童顔でスタイルの良い亜夢はまさに似合っているの一言しか無い。

 ウエスト部分が締まっているせいか、いつもより胸も強調されているし、太腿が見えるくらいの短いスカート姿というのも新鮮だ。

 こんなにも可愛い姿を前にしたら、正直我慢なんて出来ない。

 俺は亜夢の手を強引に引いてベッドへ押し倒すと、顎を掬ってそのまま口付けた。

 このままめちゃくちゃにしたいくらいだけど、折角のメイドだし、ここは一つ、なりきって奉仕をしてもらいたい衝動に駆られた。

「亜夢、俺の事、気持ち良くさせてくれる?」

 唇を離してそう口にしてみると、俺の言葉に頬を更に赤く染めながら、「分かりました……ご主人様」と小さい声で答えてくれた。

 確かに、「ご主人様」と呼ばなきゃ……なんて言ってはみたけど、まさか本当に呼ばれるとは思わなかったし、この姿でその台詞は背徳感があり過ぎる。

 亜夢がなりきってくれるならば、俺もなりきろう。

「良い子だね。上手く出来たらご褒美をあげるよ」

 恥ずかしがる亜夢の頭を優しく撫でながら今度は短く口付けた。

「……えっと、失礼します……」

 キスを終えて再び唇を離すと、亜夢は俺のズボンと下着に手を掛けて、ゆっくり脱がせていく。

 亜夢からしてもらう事は、滅多に無い。

 恥ずかしがり屋だから仕方ないと割り切ってるし、どちらかと言えば俺が亜夢を気持ち良くさせたいタイプだから普段から望む事もないけど、男としてはやっぱりしてもらいたい欲はあるから、嬉しかったりする。

 慣れない手つきの亜夢が俺の陰茎へ触れると、

「……ッん、」

 普段触られ慣れていないからか、思わず声が漏れてしまった。
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