《番外編》妹に彼氏を寝取られ傷心していた地味女の私がナンパしてきた年下イケメンと一夜を共にしたら、驚く程に甘い溺愛が待っていました
「ごめんなさい、痛かったですか?」

 すっかりなりきっている亜夢が心配そうに上目遣いで見上げてくる。

 もう本当に、全てが可愛過ぎて仕方ない。

「いや、平気だよ。続けてくれる?」
「は、はい……」

 そんな亜夢の頭を撫でた俺は続けるようお願いすると、視線を戻し、再び俺のモノに手を添えた。

 両手でゆっくり動かしてくる亜夢。

「……ッ」

 俺は声が漏れそうになるのを必死に堪えながら、亜夢に次の要求をする。

「そろそろ……口でして?」

 俺の言葉に一瞬手を止めた亜夢。

「……出来ない?」

 そんな意地の悪い質問を投げ掛けると、フルフルと首を横に振った亜夢は先程よりも消え入りそうなくらいの小さな声で、「……出来ます……」と答えてくれた。

 何だか物凄くいけない事をしているみたいで、いつも以上に興奮する。

 俺の熱り立つソレに亜夢の顔がゆっくりと近づいていき、戸惑いながらも口元に当てがった。

 そして、落ちてくる髪を耳に掛ける仕草をした後、舌先を少しだけ出した亜夢は俺のモノを舐めていく。

「……ッん、……」

 恥ずかしがりながらも懸命に俺を気持ちよくしようとする亜夢がどうしようも無く愛おしいの同時に、この視覚的な興奮と背徳感からもっと亜夢の全てを征服したい、めちゃくちゃにしたい欲求に駆られる自分がいて、亜夢に嫌な思いをさせないよう理性を保つ事で頭がいっぱいになっていた。

 だけど、そんな俺の苦労を知ってか知らずか、亜夢は俺のモノを先端からゆっくり咥えていく。

「……ッは、……」

 そんな事をされては、いくら理性を保とうと頑張ったところで全てが台無しだ。温かさや柔らかな舌の感触が快感を与えてくるだけでもヤバいのに、上下に動かしてくる。

 そしてソレを咥えたままで、『気持ちいい?』と言わんばかりの表情を浮かべた亜夢と目が合った瞬間、俺の中で理性が崩れ落ちていくのが分かった。
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