《番外編》妹に彼氏を寝取られ傷心していた地味女の私がナンパしてきた年下イケメンと一夜を共にしたら、驚く程に甘い溺愛が待っていました
もっと俺を頼ってよ
土曜日の昼下がり、昨晩は母親の誕生日という事で仕事終わりに実家に顔を出しに行ったついでにそのまま泊まっていた事もあって、マンションにはついさっき着いたばかり。
いつもならこういう時は俺が部屋に帰って来た事に気付いた亜夢がすぐに顔を見せに来てくれるけど、今日はそれが無い。
朝ならまだしも、もう昼過ぎてるし、寝てるという事は無いかと思ったけど、昨晩は寝付けなくて寝たのが遅かったのか、それとも何かあったのか……。
後者だとしたら大変だと、荷物を置いた俺はすぐに隣の部屋へ向かって行く。
呼び鈴を鳴らすも応答が無く、心配になった俺は合鍵を使って中へ入る事にした。
「亜夢?」
静かに鍵とドアを開けて中へ入った俺は、小声で名前を呼びつつ足を進めていく。
静まり返った部屋、全く応答の無いこの状況。
もうこれは何かあったに違い無いと不安に駆られた俺が急いでリビングのドアを開けて寝室へ向かうと、
「……はあ……、はあ……も、もせ……くん?」
「亜夢!?」
息が荒く、苦しそうな表情を浮かべながら身体を起こそうとする亜夢の姿を目にした俺はすぐに駆け寄った。
「凄い熱じゃん! 駄目だよ、起き上がっちゃ」
「……ご、めん……っ、」
「熱計った?」
「ううん……」
「体温計……あった、ほら、すぐに測って」
ベッド横のチェストの引き出しから体温計を取り出した俺は亜夢に手渡すと、言われた通りに熱を計る亜夢。
「38.6度……どうしてもっと早く言わないの?」
計り終えた体温計に表示された体温を見て、俺は思わず強めの口調でそう問うと、
「……ごめん」
辛そうな表情のまま謝ってくる。
いつもならこういう時は俺が部屋に帰って来た事に気付いた亜夢がすぐに顔を見せに来てくれるけど、今日はそれが無い。
朝ならまだしも、もう昼過ぎてるし、寝てるという事は無いかと思ったけど、昨晩は寝付けなくて寝たのが遅かったのか、それとも何かあったのか……。
後者だとしたら大変だと、荷物を置いた俺はすぐに隣の部屋へ向かって行く。
呼び鈴を鳴らすも応答が無く、心配になった俺は合鍵を使って中へ入る事にした。
「亜夢?」
静かに鍵とドアを開けて中へ入った俺は、小声で名前を呼びつつ足を進めていく。
静まり返った部屋、全く応答の無いこの状況。
もうこれは何かあったに違い無いと不安に駆られた俺が急いでリビングのドアを開けて寝室へ向かうと、
「……はあ……、はあ……も、もせ……くん?」
「亜夢!?」
息が荒く、苦しそうな表情を浮かべながら身体を起こそうとする亜夢の姿を目にした俺はすぐに駆け寄った。
「凄い熱じゃん! 駄目だよ、起き上がっちゃ」
「……ご、めん……っ、」
「熱計った?」
「ううん……」
「体温計……あった、ほら、すぐに測って」
ベッド横のチェストの引き出しから体温計を取り出した俺は亜夢に手渡すと、言われた通りに熱を計る亜夢。
「38.6度……どうしてもっと早く言わないの?」
計り終えた体温計に表示された体温を見て、俺は思わず強めの口調でそう問うと、
「……ごめん」
辛そうな表情のまま謝ってくる。