《番外編》妹に彼氏を寝取られ傷心していた地味女の私がナンパしてきた年下イケメンと一夜を共にしたら、驚く程に甘い溺愛が待っていました
ドラッグストアとスーパーをハシゴして帰宅した俺は、眠ってしまった亜夢を起こさないよう、なるべく静かにお粥作りに取り掛かる。
それから暫くして、何とか出来上がった卵がゆを器によそって寝室へと運んで行くと、亜夢が目を覚ましていた。
「亜夢、お粥出来たんだけど、食べられそう?」
「……うん、食べる……」
さっきよりもいくらか顔色が良さそうな亜夢にホッと胸を撫で下ろした俺はチェストの上に器を置くと、取り皿用に持って来たお椀に少量取り分けて亜夢に手渡そうとした時、俺はある事を思いつく。
「俺が食べさせてあげようか?」
けど、ちょっとした冗談のつもりだった。
亜夢は恥ずかしがるから断ると思ったんだけど、
「……お願いしても、いい?」
やっぱり辛いのか、そうお願いされた。
これには俺の方が驚いて、一瞬フリーズする。
熱で上気した表情が何だか凄く色っぽく見えて、欲情しそうになるのを必死に抑え、「いいよ」と答えてスプーンに少量のお粥を掬うと、何度かフーっと冷まして亜夢の口元へと運んでいく。
「味、どう? お粥とか初めて作ったから……」
そもそも普段滅多に料理をしない俺がお粥を作ったものだから、上手く出来たか不安で仕方ない。
「うん、美味しいよ。ありがとう……すごく、嬉しい」
だけど、一口食べた亜夢のその言葉で俺の中にあった不安は一気に吹き飛んだ。
「そっか、なら良かった。あともう少し食べたら薬、飲まなきゃね」
「うん」
嬉しそうにお粥を食べる亜夢の姿が可愛くて、ずっと見てられる気がした。
それから暫くして、何とか出来上がった卵がゆを器によそって寝室へと運んで行くと、亜夢が目を覚ましていた。
「亜夢、お粥出来たんだけど、食べられそう?」
「……うん、食べる……」
さっきよりもいくらか顔色が良さそうな亜夢にホッと胸を撫で下ろした俺はチェストの上に器を置くと、取り皿用に持って来たお椀に少量取り分けて亜夢に手渡そうとした時、俺はある事を思いつく。
「俺が食べさせてあげようか?」
けど、ちょっとした冗談のつもりだった。
亜夢は恥ずかしがるから断ると思ったんだけど、
「……お願いしても、いい?」
やっぱり辛いのか、そうお願いされた。
これには俺の方が驚いて、一瞬フリーズする。
熱で上気した表情が何だか凄く色っぽく見えて、欲情しそうになるのを必死に抑え、「いいよ」と答えてスプーンに少量のお粥を掬うと、何度かフーっと冷まして亜夢の口元へと運んでいく。
「味、どう? お粥とか初めて作ったから……」
そもそも普段滅多に料理をしない俺がお粥を作ったものだから、上手く出来たか不安で仕方ない。
「うん、美味しいよ。ありがとう……すごく、嬉しい」
だけど、一口食べた亜夢のその言葉で俺の中にあった不安は一気に吹き飛んだ。
「そっか、なら良かった。あともう少し食べたら薬、飲まなきゃね」
「うん」
嬉しそうにお粥を食べる亜夢の姿が可愛くて、ずっと見てられる気がした。