空へとの手紙
外に出ると冷たい風が頬に触れ、涙が外の風で乾い

てしまった。


「匠海くんまだ若いのに...」

そんな声が奥から聞こえる。

「なんでこの若さで亡くなってしまったの...」

その言葉が私を締め付ける。



聞きたくなかった言葉。

信じていなかった言葉。

そう私の彼氏であった拓海が亡くなってしまったのだ。



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