溺れるように愛して
―――
――
「で?どうだったの?」
翌朝。相も変わらず寝不足が続き、慢性的な眠気が取れず欠伸を繰り返すわたしに、紗子が珍しく話しかけてきた。
「昨日の?」
「うん」
「あー……うん、おいしかった」
川瀬くんが連れて行ってくれたのは、女子に大人気だというパフェが味わえる、インスタ映えしそうなお店だった。
とにかく女子、女子、女子、たまにカップル、そして女子、と、圧倒的な女子率の高さに圧倒され続けた。
入口にも男子禁制なんて文字がでかでかと書かれ、女子に特化したような可愛らしいお店だった。
カップルであれば入店を許可される仕組みで、お店に入る時も「カップル様ご来店でぇ~す」と恥ずかしい案内を受けた。
人気なだけあって、味もそれなりに保証されている。
パフェが美味しくないというのはあまり聞かないけれど。
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「で?どうだったの?」
翌朝。相も変わらず寝不足が続き、慢性的な眠気が取れず欠伸を繰り返すわたしに、紗子が珍しく話しかけてきた。
「昨日の?」
「うん」
「あー……うん、おいしかった」
川瀬くんが連れて行ってくれたのは、女子に大人気だというパフェが味わえる、インスタ映えしそうなお店だった。
とにかく女子、女子、女子、たまにカップル、そして女子、と、圧倒的な女子率の高さに圧倒され続けた。
入口にも男子禁制なんて文字がでかでかと書かれ、女子に特化したような可愛らしいお店だった。
カップルであれば入店を許可される仕組みで、お店に入る時も「カップル様ご来店でぇ~す」と恥ずかしい案内を受けた。
人気なだけあって、味もそれなりに保証されている。
パフェが美味しくないというのはあまり聞かないけれど。