月ノ蝶、赤縄を結ぶ
ぬくもり
「べーにーくん!あそびにきたよー!!」
「いらっしゃい茜」
紅くんの家を訪れて以来、私は放課後になると真っ先にここに来るようになった。
紅くんは必要最低限しか学校に行っていないらしく、いつも家にいる。
だから私が保育実習に紅くんが来てくれたことも、この前道端で会ったのも奇跡みたいなものだ。
これが運命だったらいいな〜とよく思う。
「今日は何して遊びたい?」
紅くんは私が来るといつもそう聞いてくれる。
その優しさについつい甘えて今まで1人では出来なかったキャッチボールやバドミントン、かくれんぼなどを一緒にした。
家に無くてしたことがなかったテレビゲームもしたし、紅くんのスマホを借りてアプリゲームもした。
紅くんは私が飽きるまで付き合ってくれた。
私にとって奇跡みたいな人。
こんなに素敵な人が私と同じように独りだったなんて信じられない。
「いらっしゃい茜」
紅くんの家を訪れて以来、私は放課後になると真っ先にここに来るようになった。
紅くんは必要最低限しか学校に行っていないらしく、いつも家にいる。
だから私が保育実習に紅くんが来てくれたことも、この前道端で会ったのも奇跡みたいなものだ。
これが運命だったらいいな〜とよく思う。
「今日は何して遊びたい?」
紅くんは私が来るといつもそう聞いてくれる。
その優しさについつい甘えて今まで1人では出来なかったキャッチボールやバドミントン、かくれんぼなどを一緒にした。
家に無くてしたことがなかったテレビゲームもしたし、紅くんのスマホを借りてアプリゲームもした。
紅くんは私が飽きるまで付き合ってくれた。
私にとって奇跡みたいな人。
こんなに素敵な人が私と同じように独りだったなんて信じられない。