月ノ蝶、赤縄を結ぶ
それはどう意味で使っているんだろう。
次に鴾のところを訪れたら「こういうのは現場にいた人から聞くのが一番いいんですよ」と流されてしまった。
それなら幹部の中だと新参者だけど、現場に近いところにいたであろう緋呂の元へ向かった。
緋呂はどこにいても目立つ蛍光オレンジヘアーの持ち主だけど、ちゃんとお医者さんの仕事もやっているので、たいてい医務室にいる。
お家に医務室があること自体ビックリだけどね。
3回ノックして入ると、緋呂だけではなく臙脂もいた。
2人は意外と相性がいいらしい。
よく喋る緋呂と無口な臙脂。
何か噛み合うものがあったんだろう。
「す、すす、鈴井雛菜っすか!?」
そんな2人も『鈴井雛菜』という名称を聞くと頬を引き攣らせた。
「知ってるなら教えて」
「いやぁ・・・それは、そのぉー・・・お嬢は知らなくてもいいんじゃないすか?」
緋呂に同意するように臙脂がこくこくと頷く。
次に鴾のところを訪れたら「こういうのは現場にいた人から聞くのが一番いいんですよ」と流されてしまった。
それなら幹部の中だと新参者だけど、現場に近いところにいたであろう緋呂の元へ向かった。
緋呂はどこにいても目立つ蛍光オレンジヘアーの持ち主だけど、ちゃんとお医者さんの仕事もやっているので、たいてい医務室にいる。
お家に医務室があること自体ビックリだけどね。
3回ノックして入ると、緋呂だけではなく臙脂もいた。
2人は意外と相性がいいらしい。
よく喋る緋呂と無口な臙脂。
何か噛み合うものがあったんだろう。
「す、すす、鈴井雛菜っすか!?」
そんな2人も『鈴井雛菜』という名称を聞くと頬を引き攣らせた。
「知ってるなら教えて」
「いやぁ・・・それは、そのぉー・・・お嬢は知らなくてもいいんじゃないすか?」
緋呂に同意するように臙脂がこくこくと頷く。