悪魔と涙と甘い恋。

「衣吹さんは強いね」


第二の性を受け止めてαなんかに怯まない。

立ち向かう姿は、本当に強くてかっこよくて。


その凛とした姿に、憧れを抱くのは言うまでもなかった。



「え〜何?急に。そんなことないよ」


クスリと笑った衣吹さんは、どこか照れ臭そうな表情をしていたんだ。


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