溺甘純愛婚。 〜財閥社長とウブな令嬢のラグジュアリーな新婚生活。
「美味しい……優生さん、美味しいです。さすが優生さんですね、私ではこんな美味しく淹れること出来ないです」
「そんなこと無いと思うけど。誰でもお茶は美味しく淹れることは出来るよ。また、教えてあげる。」
「嬉しいです! 楽しみ……あ、そういえば、会議は?」
「あと、三十分ある。だから大丈夫だ。藍梨ちゃん、お腹は空いてない? お昼は食べた?」
あ、そういえば……お昼食べ損ねちゃってたな。
「いえ。まだ、です」
「そうか。なら良かった、弁当を頼んだんだ。美味しいよ」
「ありがとうございます。優生さん……」
「お礼を言うのはこっちだよ。大事なもの忘れたのは俺だし、藍梨ちゃんはわざわざ持って来てくれた。感謝してるんだ。昼ごはんぐらい強請ってくれていいんだからね」