溺甘純愛婚。 〜財閥社長とウブな令嬢のラグジュアリーな新婚生活。



 何事もなかったように優生さんとは過ごしてその中で準備をして行き、全て整った一ヶ月後――私は彼が出勤した後誰もいない時間に家を出た。


「……お世話になりました」


 リビングのテーブルには、一枚の記入済みの離婚届に優生さん宛の手紙とトキさんたちへの手紙の横に結婚指輪を置いて……




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