溺甘純愛婚。 〜財閥社長とウブな令嬢のラグジュアリーな新婚生活。
「んっ……」
「ベッド行っていい?」
「……ぅん」
優生さんは私を抱き上げるとベッドへと向かい、ベッドへ下ろした。
「君が好きだ、大事にする……俺に、委ねて欲しい」
「は、はい」
後頭部を掴んだ優生さんは、先ほどよりも噛み付くようなキスを交わしていく。むさぼるようなキスをされ息ができないくらい苦しくなるのがわかる。
「……触れてもいい?」
私が頷けば彼の手が胸に触れた――いよいよ、彼とするんだと思ったら期待感と緊張とが混ざり合いながら優生さんと見つめ合うと彼に吸い込まれるかのように幸せな雰囲気に身を任せた。