断罪されて死に戻ったけど、私は絶対悪くない!
 驚いた彼の吐息が胸をくすぐり、薬で感度を上げられているせいか私からも熱い吐息が漏れた。

「どうぞ?」

 体の角度を少し変えて先端を彼の唇に触れさせると、ごくりと喉を鳴らしたアレス様がぱくりと食む。

「ひゃ、あぁん!」

 右胸を掬うように揉みながら、左の胸をちゅぱちゅぱと吸われるとその快感で脳の奥が痺れるような錯覚を起こした。

「あっ、んん、ぁんっ」
「この反応を見ているのも俺だけか。悪くないな」

 少し拗ねた様子だった姿は身を潜め、私の反応に気を良くしたのか胸を揉んでいた指が乳首を擦り、指先で弾く。
 それと同時に反対の乳首は舌で弾かれ、カリッと甘噛みをされた。

“だめ、おかしくなりそう……!”

 余裕を取り戻した彼とは対照に、薬の影響か乳首を弄ばれると視界がチカチカとする。
 そして誘われるがまま、強く強く吸われ私はいとも簡単に背中を仰け反らせて達した。

「やっ、あん、あ……あぁあ――ッ!」
「はは、ぽってりと熟れて俺の瞳と同じ色になったな?」

 ビクビクと痙攣するように体を跳ねさせる私の体を、楽しそうなアレス様の手のひらがそっと這う。
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