断罪されて死に戻ったけど、私は絶対悪くない!
最終話:やっぱり絶対私は悪くないんだから!
“終わったのね……”
薬のせいで熱く疼いていたナカも、アレス様のモノが何度も抉るように擦ったお陰ですっかりと治まった。
それに純潔を散らした証拠も、アレス様の寝室のベッドシーツという場所に残り既成事実という点でもバッチリ。
そろそろニコラウス殿下と宰相も目を覚ます頃だろうが、私を探すよりも先に自分達に何が起きたのかを確認する方が先だろう。
ほっと安堵の息を吐くと、ムクリと体を起こしたアレス様が私の耳たぶを唇で挟む。
「ちょ、くすぐったいです……!」
くすくすと笑いながらそっと彼の肩を押すが、研究ばかりだったはずなのに案外筋肉質なのかびくともしなくて。
「あ、アレス様? ちょ、ちょっとちょっ……ひゃん」
耳たぶから頬へと唇を滑らせたアレス様は、そのままさらにするりと下り私の首筋にちゅうっと吸い付いた。
ピリッとした痛みが走り、じわりと熱を持つ。
「え、え?」
「さっきのはビビの体の疼きを治めるための行為だったからな」
「……はい?」
“な、なにかしら。ものすごい嫌な予感がするのだけれど……!”
ニッと細められたその妖艶な赤い瞳が揺れて。
薬のせいで熱く疼いていたナカも、アレス様のモノが何度も抉るように擦ったお陰ですっかりと治まった。
それに純潔を散らした証拠も、アレス様の寝室のベッドシーツという場所に残り既成事実という点でもバッチリ。
そろそろニコラウス殿下と宰相も目を覚ます頃だろうが、私を探すよりも先に自分達に何が起きたのかを確認する方が先だろう。
ほっと安堵の息を吐くと、ムクリと体を起こしたアレス様が私の耳たぶを唇で挟む。
「ちょ、くすぐったいです……!」
くすくすと笑いながらそっと彼の肩を押すが、研究ばかりだったはずなのに案外筋肉質なのかびくともしなくて。
「あ、アレス様? ちょ、ちょっとちょっ……ひゃん」
耳たぶから頬へと唇を滑らせたアレス様は、そのままさらにするりと下り私の首筋にちゅうっと吸い付いた。
ピリッとした痛みが走り、じわりと熱を持つ。
「え、え?」
「さっきのはビビの体の疼きを治めるための行為だったからな」
「……はい?」
“な、なにかしら。ものすごい嫌な予感がするのだけれど……!”
ニッと細められたその妖艶な赤い瞳が揺れて。