断罪されて死に戻ったけど、私は絶対悪くない!
「ま、待って、今はまだ……、やッ、あぁん!」

 ちゅ、ちゅと首筋から胸元へと痕を付けながら下がったアレス様が、何度も繰り返し刺激された乳首へと再び吸い付いた。

「ひゃ、あぁッ、だめっ、あん、だめって言ってるのにっ」
「瞳に涙を滲ませながら快感に震える姿は悩ましいな」
「だめ、ちが……、あぁあっ」

 くすくすと笑いながら私に触れるアレス様の手は優しいけれど。

「俺を惑わす君が悪い」
「そんな!」
 
“絶対絶対、私は悪くないんだから――……!”


 その私の抗議の声は言葉にならず、彼に包まれながら再び部屋には嬌声を響かせたのだった。
 
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