籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜
「もう1人にはさせない。これからは、ずっといっしょだから」
「うんっ」
わたしたちは見つめ合って微笑むと、手を繋いで走り出した。
希望に満ちあふれた未来に向かって。
もうこの手は、絶対に離さない。
なにがあっても、離れることはない。
だけど、もし離れてしまうようなことがあっても――大丈夫。
きっとわたしたちは、再び巡り合うことができるから。
暗闇の中にいても揺るがなかった、この想いの強さで。
――玲。
記憶を失くしても、離れてしまっても、もう絶対に見失わない。
わたしたちは、ずっとずっといっしょだから。
『籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜』【完】
「うんっ」
わたしたちは見つめ合って微笑むと、手を繋いで走り出した。
希望に満ちあふれた未来に向かって。
もうこの手は、絶対に離さない。
なにがあっても、離れることはない。
だけど、もし離れてしまうようなことがあっても――大丈夫。
きっとわたしたちは、再び巡り合うことができるから。
暗闇の中にいても揺るがなかった、この想いの強さで。
――玲。
記憶を失くしても、離れてしまっても、もう絶対に見失わない。
わたしたちは、ずっとずっといっしょだから。
『籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜』【完】